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本土復帰から49年、待望の「金」 沖縄最初のメダリストは体操団体・知念

2021年8月7日 09:23

 本土復帰の1972年に沖縄出身者が初めて五輪に出場してから49年、県民が待ち望んでいた金メダリストがついに誕生した。東京大会で追加種目として初めて実施された空手の男子形で6日、世界選手権3連覇中で沖縄市出身の喜友名諒(劉衛流龍鳳会)が期待通りに優勝。沖縄出身者初の金メダリストに輝いた。

喜友名諒

沖縄県出身のオリンピック入賞者

喜友名諒 沖縄県出身のオリンピック入賞者

 沖縄出身者は72年ミュンヘン大会に陸上の具志堅興清とボクシングの新垣吉光が出場して以来、今回の東京大会まで延べ33選手が出場し、メダルを目指した。92年バルセロナ大会の体操男子団体で知念孝が初の銅メダルを獲得し、メダリスト第1号となった。

 8競技に過去最多の10人が出場した今夏の東京大会では、レスリング男子グレコローマンスタイル77キロ級で屋比久翔平が銅メダルを獲得。沖縄出身者としては29年ぶり2人目のメダリスト誕生となり、個人種目では初の快挙となった。

 「お家芸」の重量挙げではメダルこそないものの、84年ロサンゼルス大会67.5キロ級の平良朝治の5位を皮切りに、6度の入賞を果たしている。今大会は男子61キロ級の糸数陽一が4位、同73キロ級の宮本昌典が7位に入った。

 1896年にギリシャ・アテネで始まった近代オリンピック。今夏の東京大会が始まる前まで、夏冬通じて団体メンバーを含め出身者が金メダルを獲得していない都道府県は、沖縄と鳥取の2県だけだった。3日のボクシング女子フェザー級決勝で、鳥取県出身の入江聖奈(日体大)が金メダルを取ったため、残るは沖縄のみとなっていた。喜友名の獲得で、全都道府県から金メダリストが出そろったことになる。

 東京大会は8日に閉幕する。平良海馬が中継ぎ投手としてメンバー入りする野球の日本は銀メダル以上が確定しており、7日の決勝で2人目の金メダリスト誕生の期待が高まっている。

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「喜友名諒 頂への道」

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