浦添市の国道58号の城間交差点付近の慢性的な交通渋滞を解消するため、国が改善工事を予定していることが分かった。城間交差点の南下車線(那覇向け)で、浦添北道路(通称・西海岸道路)に向かう右折帯を現行の55メートルから80メートルに延長する。9月中の完成を予定している。また、浦添市も同交差点と合流する市道部分の渋滞軽減に向け調査を実施。改善工事が実現すれば交差点周辺の交通渋滞の軽減が見込まれる。(政経部・松田駿太)

朝の通勤ラッシュで混雑する城間交差点=7月28日午前8時ごろ、浦添市城間

朝の通勤ラッシュで混雑する城間交差点=7月28日午前8時ごろ、浦添市城間

 沖縄総合事務局によると、城間交差点の那覇向け南下車線は、周辺に商業施設などもあるため、Uターンを含む右折待ち車両が多い。直進車線にはみ出すことで慢性的な渋滞が発生している。特に朝夕の通勤ラッシュの時間帯や、買い物客が多い休日の日中で、これまで最大950メートルの渋滞が確認されている。

 担当者は「浦添北道路の開通で改善したものの、現在でも最大約300メートルの渋滞がある」と話す。

 7月末に周辺店舗や施設に工事内容を説明しており、今月下旬にも工事が始まる予定。着手後は午後10時から午前5時まで、延長部分の中央分離帯に接する上下両車線を通行規制する。交差点の約60メートル手前の南下車線にあった門型の道路標識は老朽化への懸念と工事を念頭に、既に今年4月に撤去している。

 また、浦添市道路課は、城間交差点に合流するサンパーク通りの改修に向け、本年度予算に調査費を計上。設計コンサルタント会社と歩道を含む既存の道路幅で右折車線を増設できるかなどを検討する。南部国道事務所の担当者は「以前から課題に挙がっていた城間交差点の渋滞について2020年度から国と市で調整してきた」としている。

 国は国道58号の那覇市安謝と浦添市城間交差点までを結ぶ2・9キロを現在の6車線から8車線に拡幅する工事も進めている。隣接する米軍牧港補給地区の一部返還に伴い、21年度末に暫定8車線で開通を予定している。総工費は150億円。