男子形で金メダルを獲得し、座礼する喜友名諒選手=6日、日本武道館
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「喜びよりもまず礼 マジでカッコイイ」 喜友名選手、「金」決勝直後に座礼

2021年8月8日 8:30
スポーツ

 東京五輪の空手男子形で金メダルを獲得した喜友名諒選手が、6日に行われた決勝の試合後、会場の畳中央で座礼する姿が「真の王者の振る舞い」「武道の精神を世界に伝えた」とツイッターなどで話題を集めている。

 喜友名選手は勝利が決まった後も表情を崩さず、畳の中央で正座し、深々と一礼。決勝に臨む前や金メダルを決めた後も、師匠であるコーチ席の佐久本嗣男さんに深々と頭を下げた。試合後は対戦相手のダミアン・キンテロ(スペイン)とあいさつを交わし、互いの健闘をたたえ合った。

 どのような時でも礼節を尽くす姿に、ツイッター上では「喜びよりもまず礼をするのマジでカッコイイ」「金確定しても喜ぶ一つ表情出さず相手を敬う精神を忘れない」「空手の美しさだけでなく武道の精神の素晴らしさも世界に伝えた」との声が相次いでいる。

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「喜友名諒 頂への道」

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