東京五輪の空手男子形で金メダルを獲得した喜友名諒選手が、6日に行われた決勝の試合後、会場の畳中央で座礼する姿が「真の王者の振る舞い」「武道の精神を世界に伝えた」とツイッターなどで話題を集めている。
喜友名選手は勝利が決まった後も表情を崩さず、畳の中央で正座し、深々と一礼。決勝に臨む前や金メダルを決めた後も、師匠であるコーチ席の佐久本嗣男さんに深々と頭を下げた。試合後は対戦相手のダミアン・キンテロ(スペイン)とあいさつを交わし、互いの健闘をたたえ合った。
どのような時でも礼節を尽くす姿に、ツイッター上では「喜びよりもまず礼をするのマジでカッコイイ」「金確定しても喜ぶ一つ表情出さず相手を敬う精神を忘れない」「空手の美しさだけでなく武道の精神の素晴らしさも世界に伝えた」との声が相次いでいる。