【こども新聞ワラビー】カフェのけいえいを通じて、アフリカの母子をしえんしている大学生がいます。読谷村に住んでいる山田果凜(やまだかりん)さん(20)は昨年9月、同村波平に「Tobira Cafe(トビラカフェ)」を開きました。ルワンダ産のコーヒーをはんばいし、売り上げの一部を、現地のびょういんかんじゃに食事をとどけるだんたいにきふしています。「世界じゅうの子どもたちが自由にゆめをえがける社会をつくりたい」と大きなもくひょうをいだきながら、一歩ずつかつどうのはばを広げています。

アフリカ・ルワンダで子どもたちと交流する山田果凜さん=2020年(山田さん提供)
アフリカ・ルワンダで子どもたちと交流する山田果凜さん=2020年(山田さん提供)

 大阪大学1年生の山田さんはいま、おもにリモートじゅぎょうで学びながら、カフェをけいえいしています。品しつにこだわったルワンダ産のコーヒーをていきょうしながら、アフリカのことやみせの「コンセプト」をお客さんに伝えています。

 兵庫県で生まれた山田さんは、小学4年生のとき、かぞくでタイに住みました。勉強にはげんでえい語やタイ語がりゅうちょうに話せるようになりました。しかし、中学に進学すると、勉強するいみやもくてきが分からずなやむようになり、学校に行けなくなりました。...