【与那国】新人3人の争いとなった8日投開票の与那国町長選は、元町議会議長の糸数健一氏(67)=無所属=が、外間守吉町長の後を継ぐ前町議会議長の前西原武三氏(67)=自民公認・公明推薦=との事実上の一騎打ちを122票の大差で制した。4年前の雪辱を期す糸数氏は今回、革新側の支持を取り込んだが、両選対が注視したのが約200票とされる自衛隊票の行方。関係者は「地元票は90%読める」と断言しており、自衛隊票が当落に大きく影響した可能性がある。(八重山支局・粟国祥輔)

 町の有権者数は約1300人。選挙関係者によると、一昔前の町長選なら地縁血縁が強い島では事前に勝敗が見えていたと話す。票読みに狂いが生じたのが2016年3月に配備された陸上自衛隊与那国駐屯地の開設だ。隊員が初めて投票した前回17年8月の町長選から、「全く展開が分からなくなった」と話す。4年前は保守同士の一騎打ちで、28票の僅差だった。

 町議会の構成勢力は与党5、野党5の同数。...