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「安慶田氏なしで戦うのは厳しい」 沖縄県、基地問題への影響懸念

2017年1月19日 11:03

 沖縄県の安慶田光男副知事が2015年の教員試験で複数の受験者の採用を県教育委員会へ依頼していた疑いが明らかになった18日、県庁内からは安慶田氏本人の説明を求める声や、翁長雄志知事が建設阻止を公約に掲げ政府と対峙(たいじ)している名護市辺野古の新基地建設問題への影響を懸念する声も出た。

【資料写真】名護市辺野古の米軍キャンプ・シュワブ沿岸

安倍政権との交渉の窓口

 安慶田氏は新基地建設問題で菅義偉官房長官をはじめとする安倍政権との交渉の窓口を務めてきた。基地問題に関わる幹部の一人は「安慶田副知事だから強大な権力を持つ政府との交渉を重ねることができたのは事実だ。辺野古問題はこれからがヤマ場で、安慶田氏というパイプなしで政府と戦うのは厳しい」と漏らす。

 別の幹部は、県の規程で特別職の口利きなどを禁止するルールが整備されていないことを念頭に「法令や条例にも違反していない。何が問題なのか」と報道に不満を示す。

 また、2年前の問題が今、表に出たことをいぶかる声もある。幹部は「翁長県政への反発か、安慶田副知事への個人的な恨みでもあるのか」と不快感を示した。

 公人である以上、疑惑が持たれれば説明すべきだとの声も強い。知事に近い県関係者の一人は「副知事という公職に就いており、説明責任は重い」と指摘。別の関係者は「事実であれば進退問題に関わる話だ」と問題視する。

 過去に県の採用試験に関わったことのある職員は、「公平性に欠けることは絶対にあってはならない」と指摘。その上で、副知事という強い力を持つ安慶田氏からの依頼が事実だとすれば「県教委が依頼を断るのは大変だっただろう」と気遣った。

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