[法務・税務の専門家がもめない相続教えます](11)

 相続が起こると「法定相続人」を確定する作業が始まります。法定相続人とは民法に「被相続人(亡くなった方)の財産を相続できる人」と書かれており、配偶者や子、親、きょうだいなどのうち、誰が該当するかを確定します。なぜ法定相続人を確定するかというと、遺産の分け方は原則として法定相続人全員が合意する必要があるからです。

 法定相続人確定のために、亡くなった方の出生時から死亡までの記録となる戸籍を集めますが、司法書士はこれらを役所から取り寄せる業務も行います。必要な戸籍は3種類で、死亡記載がある除籍謄本、死亡前の改製原戸籍謄本、実家の戸籍である前戸主の原戸籍謄本。これらには出生、結婚、離婚、養子縁組などが記されています。

 普段、なかなか取り寄せる機会はないはずなので、そこに「知らない相続人が記載されている」こともあり得ますし、それが複数人の場合もあります。沖縄では...