[ティンクティンクのコラムユイヤサ!](20)我那覇セイラ

 「ムンチンお願いします」-。旧盆の真昼間に声が響く。私の地元、恩納村恩納区の七月エイサーは、この言葉から始まります。

 「ムンチン」とは経費のことで、青年会に入った18歳のミーセイネン(新青年)は、経費を集めるために家々を回る役割がありました。玄関を開けると「あんたどこのねー? もうこんなに大きくなったの? 頑張ってねー」と、ムンチンと同時にうれしい言葉を頂いたりもします。

 集めたムンチンを持って公民館へ戻ると、着々と準備が進んでおり、いよいよ道ジュネーの出発です。区内を練り歩き、アジマァ(十字路)や、拝所の前でエイサーを踊ります。そのなかで、私が最も地元らしさを感じる場所は、ヌンドゥンチ(祝女殿内)です。その敷地...