[ゴリレターfromタイムス](2)  

 「拝啓 泌尿器科の先生」。お元気ですか? 先生が私のお尻の穴に指を突っ込んでからもう何年も経(た)ちますね。私のお尻は昨日のことのように覚えています。

 「尿管結石」という病名、初めて知りました。人間の内臓で石が作られるなんて不思議ですね。その石がオシッコに押し流される時、尿道に引っかかり、あれほどの痛みを発生させるんですね。

 想像をはるかに超えていました。私の叫び声を聞いた隣人は殺人事件を確信したはずです。普段なら20秒もかからない放尿も、あまりの痛みに3分以上もかけて少しずつ、まるで失恋したときの涙のように出しました。

 初めての泌尿器科、先生の第一声は「早速お尻の穴を見せてください」でしたね。初対面の人間に対して...