沖縄県名護市辺野古の新基地建設で、沖縄防衛局は27日午前、大浦湾側の「N2」と呼ばれる新たな護岸の建設工事に着手すると発表した。午前7時30分ごろ、クレーン車などが準備作業する様子が確認された。N2護岸は埋め立て土砂の陸揚げにも利用する方針で、作業を効率化する狙いがある。

N2と呼ばれる新たな護岸の建設予定地で、石材を網に入れ砂浜に下ろす大型クレーン=27日午前10時10分、名護市の大浦湾

「N2」護岸の建設工事の準備が進むキャンプ・シュワブの海岸=27日午前9時42分、名護市辺野古(下地広也撮影)

名護市辺野古の新基地建設現場

N2と呼ばれる新たな護岸の建設予定地で、石材を網に入れ砂浜に下ろす大型クレーン=27日午前10時10分、名護市の大浦湾 「N2」護岸の建設工事の準備が進むキャンプ・シュワブの海岸=27日午前9時42分、名護市辺野古(下地広也撮影) 名護市辺野古の新基地建設現場

 建設地の大浦湾側は軟弱地盤が広がる。防衛局は地盤改良工事のため、玉城デニー知事から埋め立て変更承認を得る必要があるが、知事は不承認とする構え。

 N2護岸建設地は軟弱地盤にかかっていないとして、現行の埋め立て承認に基づき工事を進める方針。

 付近には小型サンゴ約830群体があったが、防衛局は今月11日に移植を完了した。

 県は、高水温や台風時期を避けるといった移植条件が守られていないとして、サンゴの特別採捕許可を撤回したが、農林水産相が撤回の効力を止める執行停止を決定し、防衛局が移植を強行した。