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翁長知事の対応を疑問視する声 沖縄県幹部は教育庁に恨み節

2017年1月25日 14:06

 沖縄県教育委員会が24日、安慶田光男前副知事の働き掛けを認めた一方、翁長雄志知事は安慶田氏を擁護する姿勢を見せた。こうした状況に県内部からは、知事の対応を疑問視する声や、外部調査による事実解明を求める声が高まっている。

調査を続ける意向を示した翁長雄志知事=24日午後、県庁

 知事は24日の会見で「(県教委は)疑念があると言うが、全面解決ではないと思う」と述べ、安慶田氏の働き掛けがあったとする県教委の判断のみで結論を出せないとの認識を示した。

 県幹部は「どこかで乗り切れるのではないか、と甘く考えていたのかもしれないが、ここまでいけばもう収束しない」と指摘。今後、第三者などが調査し、事実関係を解明しない限り県民の信頼は回復しないと危機感を募らせる。

 別の県幹部は、知事が安慶田氏を擁護する背景に、那覇市議時代からの側近である安慶田氏への強い信頼と連帯意識があるとみる。ただ、一般の県民には背景が伝わりにくく「疑いが確定的になった人物を過度にかばっている、と受け止められるのではないか」と翁長県政のイメージダウンを懸念する。

 知事は会見で、安慶田氏にも協力を呼び掛けて調査する考えを示したが、具体的な手法や時期は明言を避けた。

 このまま問題が長引けば、知事が最重要課題とする辺野古新基地建設問題への影響も広がる。県幹部は知事が今月末、新基地建設阻止を訴えるため訪米することを念頭に「今のままで訴えても、説得力に欠ける。効果が得られるのか」と疑問を投げ掛けた。

 翁長県政へ厳しい視線が注がれる中、知事に近い幹部は「教育庁が初めからしっかり調査をしていれば、ここまでダメージが広がることはなかった」と恨み節をこぼす。「教育庁が安慶田氏の関与を初めから認めていれば、もっと早い『幕引き』が可能だった」と怒りをあらわにした。

 一方、政府関係者は県教委の説明の二転三転ぶりに「電話での調査だけで事態を締めくくろうとしたからだ」と冷ややかに語った。

沖縄県知事 翁長雄志の「言葉」

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