安慶田光男前副知事は26日午前、県庁で記者会見した。県教員採用試験への介入をあらためて否定する一方、県教育庁の幹部人事を巡っては「教育関係者の要望を前教育長に伝えた記憶は、わずかながらある」と述べ、介入を事実上認めた。また、安慶田氏からの介入があったと文書で証言した諸見里明前教育長に名誉を傷つけられたとして、告訴したことを発表した。25日、那覇地方検察庁に名誉毀損罪で刑事告訴し、26日に那覇地方裁判所へ損害賠償を求め提訴した。
安慶田氏は教員採用試験を巡り「前教育長の説明は真実ではなく、作り話によって名誉を侵害され、耐え難い苦痛を与えられた」と述べ、あらためて介入を否定した。
県や県議会の調査に協力するかどうかは、代理人を通じて「あらためて検討したい」と述べ、明言しなかった。