県議会の文教厚生委員会(狩俣信子委員長)は30日、安慶田光男前副知事に教員採用試験への関与が疑われていることを巡り、2月8日に委員会を開くことを決定した。平敷昭人県教育長から介入疑惑に関する教育委委員会の調査の説明を受ける。
30日に狩俣委員長を含めた各会派の代表者が会議を開き、決定した。出席者からは安慶田氏や諸見里明前教育長を参考人として委員会出席を求める意見があったが、8日に全委員であらためて協議する。
狩俣委員長は「議員は問題を報道でしか把握していないため、教育委の調査を直接確認する必要がある」と委員会開会の理由を説明。安慶田、諸見里両氏の出席については「委員で話し合うが、訴訟に発展しているため参考人として呼ぶのは難しいのではないか」との考えを示した。
また、県議会は2月6日、新里米吉議長と全6会派の代表者の会議を開き、安慶田氏の問題を巡る対応を協議する。野党の沖縄・自民は、県が第三者による調査を実施するよう県議会として申し入れることを提案する考え。