米軍が26日、普天間飛行場内の地下貯水槽にためていた汚水を、国や地元の中止要請を押し切り下水道に放出した。米軍側は、汚水を米本国から持ち込んだという独自のシステムで浄化し、有機フッ素化合物のPFOS(ピーホス)やPFOA(ピーホア)を「安全」なレベルまで除去したと自信を見せる。これに対し、下水道を管理する宜野湾市は汚水を「流してよいとは言えない」とやや歯切れが悪い。現行法に規定がなく、明確に違反を問えないためだ。(中部報道部・平島夏実)

 宜野湾市内の公共下水道は「分流式」を採用しており、家庭や事業所から出る汚水には雨水が流れ込まない仕組みになっている。

 飛行場内の地下貯水槽は「大雨が降ればあふれる」(在沖米海兵隊政務外交部長のニール・オーウェンズ大佐)ため一定量の雨水も含まれているとみられる。市の下水処理の仕組み上は浄化の程度にかかわらず対象外だが、罰則はない。...