沖縄ステーキ史(7)

 1965年、浦添市に開店したコリアステーキハウスが県内初のステーキの鉄板焼き専門店とされる。米兵相手にクラブを経営する東京の企業が、米軍基地が集中する沖縄への進出の足掛かりを狙い、オーナーとして店を構えた。

■目の前で楽しむ

 日本の天ぷら店のように、料理人の手さばきを目の前で楽しんでもらうおもてなしが、米国人に受けると読んだ。店舗を任されたのは宮崎県出身の故・永坂盛義さん。神奈川県のホテルでコックを務めた腕を見込まれた。

 永坂さんの妻生子さん(77)=那覇市=は「街にいる米兵とは違い、将校クラスでにぎわっていた」と振り返る。高級レストランとして成功させた永坂さんが72年に経営権を買い取り、亡くなる2007年まで続けた。その後、ステーキハウス四季が引き継ぎ、浦添店として営業している。

■記念日祝うため

 1970年には、米軍相手にビジネスを手掛けていた米国出身の事業家レイ・ペイン氏(93)=北中城村=が宜野湾市でサムズアンカーインをオープン。...