病気や事故で頭髪を失った子どもへ髪の毛を贈る「ヘアドネーション」のため、那覇市内に住む小学4年の宇江城くるみさん(9)、小学1年のこのみさん(6)、保育園生のかなみちゃん(4)の3姉妹が8月25日、そろって髪を30センチ以上切った。

おそろいの服装で、カットした髪の毛をそれぞれ手にする(左から)宇江城くるみさん、このみさん、かなみちゃん=8月25日、那覇市久茂地の美容室「カットスタジオ21」

 およそ3年ぶりの美容室でのカットに、くるみさんは「さっぱりした」と晴れやかな表情。このみさんと、生まれて初めて髪を切ったかなみちゃんは「変な感じ」「恥ずかしい」とはにかんだ。髪の毛は大阪市のNPO法人へ送付し、医療用ウィッグの素材に活用してもらう。

 同じ年の友逹が挑戦すると知り「自分も伸ばしたい」と考えたくるみさん。国連が定めたSDGs(持続可能な開発目標)にも貢献する取り組みと分かって、さらに興味が湧いたという。

 母享(きょう)子さん(38)はこの日を前に、ヘアドネーションを取り上げた本紙の社説を子どもたちに読んで聞かせた。

 「下の2人にはまだ難しいと思うが、大きくなって写真を見返した時に、自分たちの行動の意味を理解してくれたらいいな」とほほ笑んだ。