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疾走する娘の姿に「羽が見えた」 喜納翼選手の両親、褒めてあげたい

2021年9月6日 08:15

 【東京】東京パラリンピック女子車いすマラソンに初出場し7位入賞を果たした喜納翼選手の両親は5日、「少しでも近くで娘を応援したい」と新国立競技場付近で声援を送った。新型コロナウイルス感染防止のため間近で応援できないもどかしさを抱えつつ、レース後半の40キロ付近で娘の姿を目にした父肇さん(61)は「翼の“羽”が見えた。よく走った。格好良かった」。7位の結果に母貴子さん(61)は「世界のすごい人たちの中で、よく頑張った。『おめでとう』と褒めてあげたい」と話した。(東京報道部・吉川毅)

喜納翼選手の疾走に「羽が見えた」と笑顔で話す(左から)父・肇さん、母・貴子さん、いとこの當真嗣善さん、おばの當真きよみさん=5日、新国立競技場付近

 雨の中、午前6時40分に競技はスタート。両親はレースのライブ映像をタブレットで見ながら応援した。貴子さんは午前3時ごろ、会場行きのバスに乗っている喜納選手の携帯に「おはよう」とだけ送った。「緊張しているはずだから、いろいろ言わない方がいいと。とにかく無事に完走してほしいとの思いだった」と話す。

 喜納選手は15キロ地点で2位に浮上、中盤にかけては世界の有力選手とデッドヒートを展開した。7位でのゴールに貴子さんは「たくさんの応援が力になったと思う。下地隆之コーチにも感謝しかない。沖縄に帰ったら、おいしいものを食べさせたい」と笑顔。

 肇さんは、喜納選手が大学時代、けがで車いす生活になってからを振り返り「翼は『車いすに乗る人は世の中にたくさんいる。自分だけではない、どうってことない』という考えの持ち主。負けず嫌いなので何かするだろうと思っていた」と目を細め「ここまで来られたのは、支えてくれる人たちのおかげ。天気以外はパーフェクトだった。とにかくお疲れさまと声を掛けたい」とねぎらった。

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