沖縄県名護市東江海岸で遊泳中に流された中高生を救助したとして、琉球リハビリテーション学院2年の渡具知仁来さん(19)に感謝状が贈られた。渡具知武豊市長が8月27日、市役所で手渡した。

渡具知武豊市長(右から2人目)から感謝状を手渡された渡具知仁来さん(同3人目)=8月27日、名護市役所

 渡具知さんは台風通過後の7月25日午後4時ごろ、海沿いにある自宅の前にいた際、数人が沖合に流されているのを発見。すぐにライフジャケットを持ち、カヤックで海上に向かった。

 海上に設置された漁業用の浮きにしがみついていた生徒2人の元にたどり着くと、ライフジャケットを着せた。さらに、ロープにつかまってもらいカヤックで岸まで引いて助けたという。

 流された計4人のうち、渡具知さんが2人、名護消防署水難救助隊が1人を救助。もう1人は自力で岸に上がった。

 渡具知さんは幼い頃からよく海に行き、カヤックなどを楽しんでいたという。「助けに行く時はライフジャケットがあるので、怖いという気持ちはなかった」と振り返り、「少しでも貢献できてうれしい。台風後の波が高いときは、海で遊ぶのを控えてもらった方がいいのかなと思う」と話した。

 渡具知市長は「素晴らしい判断で、人命救助につながった」と感謝した。