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「進んであいさつする子が減った」と気に掛ける校長 コロナへの不安を抱え学校再開

2021年9月7日 08:11

 新型コロナウイルス感染拡大を受け、夏休み延長や臨時休校していた那覇市浦添市うるま市など沖縄県内の多くの小中学校が6日、再開した。感染力の強いデルタ株が主流になり学校での感染拡大が懸念される中、保護者や教員は不安を抱えながら休み明けの学校生活をスタートさせた。

(資料写真)教室

 再開した市町村では、子どもたちの住む地区ごとに隔日で分散登校したり、午前中のみの授業にしたり、対応はさまざま。一斉休校が続けば、特に小学低学年で生活の乱れや心身の発達の遅れが懸念されるため、感染対策を徹底した上で可能な限り授業を続ける方針だ。

 那覇市立開南小学校は、全校児童を2グループに分け隔日で登校する分散登校を実施。初日は約200人が登校した。

 島袋優校長(57)は「夏休み前と比べると子どもたちの表情は元気がなかったように思う。自ら進んであいさつする子が減った」と振り返る。

 長引く自粛生活の影響もあってか「コミュニケーション力も低下したと感じる。昼夜の生活が逆転して眠いまま来た子もいるのでは」と分析。児童への声掛けなどに力を入れ、子どもたちが楽しく笑顔で登校できるよう工夫しているという。

 分散登校のメリットも聞かれた。別の小学校の教員は「クラスの人数が半分になった分、子どもたちに目が行き届きやすくなった」と強調する。

 午前中の1こまの授業を使い、自宅にいる子どもたちとオンラインで結んでクラスの一体感が出るようにした。「保護者の負担は大変だと思うが、子どもたちは久しぶりに友だちの顔を見ることができてうれしそうだった」と胸をなで下ろした。

 一方で感染不安から登校を控える児童も多い。1日の新規感染者数が100人以下にならない限り登校させない予定だという保護者は「自宅で十分に学習はできているので、危険を冒して学校に行く理由がない」と話す。仮に家族の誰かが感染すれば、医療機関が逼迫(ひっぱく)する現状で十分な治療を受けられるか分からない。「登校自粛が延びても命の方が大切だ」と話した。

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