「飲む」をテーマにした専門店「LIQUID(リキッド)」(村上純司代表)が、全国でも珍しい営業スタイルを沖縄県の那覇市壺屋で始めた。全国各地から集めたこだわりの飲み物の販売に加え、沖縄市のソーセージ店や北谷町にある人気のチョコレート店とタッグを組み、店内にそれぞれの店舗も併設。村上さん(45)は「沖縄の“食の作り手”たちと力を合わせ、コロナ禍でも最高の逸品を届けたい」と意気込む。

「LIQUID THE STORE」をオープンさせたリキッドの村上純司さん(左)、併設店を営むタイムレスチョコレートの林正幸さん(中央)、テシオの嶺井大地さん=6日、那覇市壺屋

リキッドが発売する、カカオ風味のジン「T CACAO GIN(ティカカオジン)」

「LIQUID THE STORE」をオープンさせたリキッドの村上純司さん(左)、併設店を営むタイムレスチョコレートの林正幸さん(中央)、テシオの嶺井大地さん=6日、那覇市壺屋 リキッドが発売する、カカオ風味のジン「T CACAO GIN(ティカカオジン)」

 リキッドは2017年、宜野湾市でオープン。ワインや日本酒、クラフトビール、紅茶の茶葉、オリジナルジンなどさまざまな飲料品の販売で人気を集めてきた。だが昨年からのコロナ禍で県外客は減少。その一方で地元客の来店が増えたことから、より地域に密着した店にしたいと考えるようになったという。

 ちまたではオンライン化が進み「今までのような実店舗のやり方では、何も変わらないと感じた」と村上さん。頭に浮かんだのは、沖縄の食をリードする作り手たちとのコラボレーション。早速、親交の深い自家製ハムとソーセージの専門店「TESIO(テシオ)」=沖縄市=の嶺井大地代表(37)、「TIMELESS CHOCOLATE(タイムレスチョコレート)」=北谷町=の林正幸代表(37)に声を掛けた。

 村上さんは「尊敬し合える仲間と『チーム』での取り組みが相乗効果を生み、お客さまにもさらに楽しんでもらえる」と狙いを語る。

 嶺井さんは「コザだけでなく、那覇でもサービスを提供できるのは身が引き締まる思い」。林さんは「タイムレスのいいところを集約したスペースになった。オリジナル製品も出す予定なので、期待してほしい」とPRする。

 店は「LIQUID THE STORE」として10日、壺屋にオープン。飲み物だけでなく、グラスや漆器などが並んだ「ギャラリー」や立ち飲みができる「スタンド」も併設しており、新型コロナの状況も見ながら、ワインの試飲イベントなども展開していく予定だ。

 オープンに合わせ、壺屋周辺の飲食店やセレクトショップを紹介した手作りマップも製作。「さまざまな方々の交流が深まる場所にもなってもらえたらうれしい」と、村上さんは笑顔で語った。営業は午後1~9時(9月中は午後7時まで)。火水木曜定休。テシオの営業は午前11時~午後7時。木曜定休。