非常に強い台風14号は12日午後7時現在、沖縄県与那国島の北北西約170キロに位置し、時速20キロで北上している。石垣市では同日、台風対策中の70代男性が風にあおられて自宅2階から転落して助骨を骨折した。命に別状はない。航空各社によると、台風の影響で同日は宮古、石垣、与那国を発着する76便が欠航。少なくとも約2740人に影響が出た。

道路の片側をふさぐ倒木=12日午後3時すぎ、石垣市大浜

 気象台によると、勢力を維持しながら北上する台風の進路の東側に位置する与那国島地方は、暴風から抜けても南からの吹き返しなどの強い風が続く見込み。

 石垣島地方気象台によると、島全体が暴風域に入った与那国町では午後8時前後に暴風警報が解除される見通し。最大瞬間風速は、午前11時32分に与那国空港で43・7メートル、石垣市登野城で午前10時17分に33・2メートル、竹富町波照間島で午前11時52分に31・8メートルをそれぞれ観測した。

 与那国町が午前10時34分に町全域の1681人に出した避難指示は継続中。与那国町と竹富町、石垣市によると、午後6時までに避難者の情報や家屋の倒壊などの被害は入っていない。

 沖縄電力によると、八重山地方の最大220戸で発生していた停電は午後7時までに復旧した。

 台風の中心気圧は955ヘクトパスカル、中心付近の最大風速は45メートル、最大瞬間風速は60メートル。中心から南東側150キロ、北西側75キロ以内は風速25メートル以上の暴風域、南東側560キロ以内と北西側280キロ以内は風速15メートル以上の強風域。

 13日に予想される最大風速(最大瞬間風速)は、八重山地方20メートル(30メートル)、宮古島地方18メートル(30メートル)、沖縄本島地方18メートル(30メートル)。