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辺野古埋め立て:政府、既成事実化を演出

2017年2月7日 11:30

 政府は6日、名護市辺野古の新基地建設に向け「埋め立ての海上工事着手」を強調するが、実際は汚濁防止膜を固定するためのコンクリートブロックを台船から作業船へ載せ替える作業だけだった。「辺野古唯一」を崩さない政府は、これまでも工事の既成事実化を“演出”してきた。

大型コンクリートブロックを台船から作業船へ積み替えるクレーン=6日午前11時10分、名護市辺野古沖

 沖縄防衛局は2015年10月29日、「埋め立て本体工事に着手した」と発表したが、米軍キャンプ・シュワブ内でショベルカーががれきをダンプカーに積んだり、クレーンでオイルフェンスを下ろしたりする作業が確認されただけだった。

 16年12月27日には、県が求める事前協議を拒否し、埋め立てに向けた「工事再開」を発表したが、海上保安庁のゴムボートが使用する浮桟橋や、作業ヤードの草刈りなどの整備作業だけにとどまった。

 ヘリ基地反対協議会の安次富浩共同代表は「政府は何度も『本格工事着手』という言葉を使っているが、政府の発表をうのみにしてはいけない」と指摘。「都合のいい言葉で、現場を知らない国民に『辺野古しかない』と洗脳させている。政府の情報操作に負けない」と語気を強めた。

 平和市民連絡会の北上田毅さんは「土砂投入まではあくまで準備作業でしかない」。2年前も海中にコンクリートブロックを沈めているとし「誇大広告で県民の諦めを誘おうとしているのではないか」と話した。

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