沖縄県北谷町内の海岸沿いで9月上旬から、地域に定着していた野良猫約35匹が不審死したり、いなくなっていることが15日までに分かった。同地域で野良猫を去勢・避妊手術につなげるなど地域猫活動をしている女性(42)は「立て続けに多くの猫が死んでおり異常だ」と危惧している。

猫(資料写真)

 女性によると地域に定着していた猫は約65匹いたという。北谷公園付近で1日、体調不良の猫を見つけ動物病院に運んだが翌日に死亡。8~9日に同公園近くの側溝や消波ブロック内で猫4匹の死骸を見つけ、沖縄署や北谷町に通報した。

 6日には宜野湾市の男性(37)が安良波公園付近で猫1匹の死骸を発見するなど、13日までに約30頭の猫がいなくなったという。そのほとんどが、手術後に耳先を一部切り取って目印を付けた「地域猫」だった。

 また同公園周辺で8月、大型犬を散歩させた米国人の女性は「散歩後、犬が下痢や嘔吐(おうと)し、数日続いた。同時期に同地域を散歩した同僚の飼い犬2匹も似た症状になった」と話す。

 市民の通報などを受け、北谷町は「施設管理者や警備会社に情報共有し、防犯カメラ設置のポスターなどで注意喚起する」、沖縄署は「調査し事件性が認められれば捜査する」としている。