昨年11月、内縁の夫らが住んでいた沖縄県宜野湾市内の住宅2階に火を付けたとして、現住建造物等放火の罪に問われた住居不定無職の被告(52)の裁判員裁判の判決公判が16日、那覇地裁であった。小野裕信裁判長は懲役4年(求刑懲役5年)を言い渡した。

那覇地裁

 小野裁判長は、部屋の状況や引火性の除光液を使ったことなどから「故意が認められる」とし、統合失調症による人格レベルの低下や精神遅滞などは軽度だったと判断。「責任能力に問題はなく、総じて短絡的との非難は免れない」と判示した。

 判決によると、被告は昨年11月17日午前0時51分ごろ、浮気を疑い口論となった内縁の夫が外出した後、2階寝室のベッド上の毛布に除光液を掛けてライターで火を付け、2階部分をほぼ全焼させた。

 被告はこれまでの公判で「家全体に火を付けようとしたわけではない」と一部否認。弁護側は法定刑の軽い建造物等以外放火罪に当たるとし、統合失調症などの影響も主張していた。