みほそあきない組合設立記念大闘牛大会(主催・みほそあきない組合、具志川闘牛組合、後援・沖縄タイムス社)が12日午後0時30分から、うるま市石川多目的ドームで行われる。今回、商工会関連の設立イベントとしての開催だが地域における闘牛人気の高さを感じさせる動きといえよう。主催組合から9頭、近隣や県内各地の組合から14頭の計26頭が出場し、対戦は13組。番数は全島大会並みで、関係者の意気込みが伝わってくる。

5連勝で一気にトップグループ入りを果たすか、仲村〓元帥

大物食いで会場を沸かすか。んなマギー

5連勝で一気にトップグループ入りを果たすか、仲村〓元帥 大物食いで会場を沸かすか。んなマギー

 注目は最後の2組に登場する仲村元帥と、有心蓮勝龍。両牛とも“大物”の声しきりの新鋭大型牛で、どんなパフォーマンスを見せるのか興味津々。デビュー牛が多いのも特徴で明日の花形牛を発掘する楽しみもある。

 「1番戦」仲村元帥 対 んなマギー

 仲村元帥は15年5月、与勝大会で白星デビュー。相手牛プリウスを難なく退けたが2戦目は不戦勝、3戦目も相手牛の闘志不足で楽勝に終わり、評価は先送りとなった。株を急騰させたのは4戦目(昨年11月、秋全島)。元徳之島全島一の當山大進玄と25分余に及ぶ大熱戦を繰り広げ、最後は怒濤(どとう)の押し込みで大進玄を敗走させた。強豪相手に全力での戦いだったが、まだおつりがありそうな内容だった。成熟期を迎え、今年の飛躍が期待される。今度の相手も自身に勝るとも劣らない巨漢牛。油断は禁物だが、地力を付けた今、よほどのことがない限り順当勝ちが予想される。得意のカケ技で相手の前進を止めれば、白星が見えてくるだろう。

 んなマギーは徳之島からの移籍牛(旧名は大豊)で今回が沖縄3戦目。徳之島(1戦)を含め、相手は全て強豪ばかり(3代目戦勝若力史緒利、不死鳥、辺士名牛志)。戦績は上がらないが、体力を生かした守りで善戦が多い。今回も苦戦は必至だが、勝負は水もの、展開次第(押し込まれた直後の逆転の押し一発)では、勝機があるだろう。兎(と)にも角にも重い腰で粘るのみだ。

 「2番戦」有心蓮勝龍 対 東山夢宝勝 

 有心蓮勝龍(旧名はみりあ花形、4戦全勝)は15年3月の若手有望選抜が初場所。勇也若虎を4分で下し、その後若虎友人会美勝、風神王冠と3連勝した。評価を高めたのは11月秋の全島5番戦。荒技牛天心タイガーを7分で仕留め、闘牛通の関心を集めた。柔軟性があり、伸びシロを感じさせる戦いは魅力十分。勝機に畳み掛けるような集中力がもう少し付けば、トップグループ入りは確実だろう。今度の相手は前に出る力があり、押し込まれる場面があるかもしれないが、得意の回り込みで対処できれば形勢を逆転できる。

 東山夢宝勝は15年5月与勝で白星デビュー(相手は突撃白龍)。2戦目はランクを上げて格上の一撃ガン太に挑戦したが、壁は厚く8分余で敗退となった。その後1年7カ月の休養。今年正月2日、戦闘ムサシを下し復活の白星を挙げている。充電が功を奏したかどうか、今回で答えが出るだろう。無敗の有望牛相手だけに序盤から飛ばしていきたいところ。

(又吉利一通信員)

………………………………

 入場料は大人3千円(女性は2千円)、中高生は千円。小学生以下は無料。