1940年、外交官の杉原千畝がユダヤ人に日本通過を認める「命のビザ」を発給したのは、ナチス・ドイツのホロコーストに関連付けられるものではなく、忍び寄るソ連の全体主義から逃れさせるためだった-。3千点の1次資料を検証し導き出された本書の結論は、国内外でよく知られた通説を覆すものだった。