沖縄ステーキ史(14)

 県内のステーキ店は、お昼から翌日朝方までの営業が多い。沖縄市でニューヨークレストランを経営していた徳富清次さん(76)は「その理由は、沖縄にステーキ店が誕生した1950年代までさかのぼる」と話す。

■飲んだ帰りも

 レストランがほとんどない時代。ステーキ店には米兵が続々とやって来た。「ランチもディナーもやっているんだけど、食欲旺盛な米国人は酒を飲んだ帰りも食べに来る。だから、朝方まで開けるようになった」という。

 「昔は朝方まで営業しているのがステーキ店くらいだったから、沖縄の人も飲んだ帰りにステーキを食べるようになった」と言い、“締めのステーキ”は米国人の習慣が県民にも広がったとする。

 その“締めのステーキ”をコンセプトにし、2015年に開業したのが、やっぱりステーキだ。義元大蔵代表は「酒を飲んだ帰りに多くの県民が口にする『締めはやっぱりステーキ』を店名に取った」と話す。

 「飲んだ後にもっと気軽に食べてもらいたい」との思いから、徹底的なコストカットに挑戦した。...