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採卵鶏の雄を使ったウインナーをPRする(左から)ともや農場の具志堅真社長、協同商会の比嘉正雄技術顧問、稲嶺盛久社長=13日、中城村

 沖縄県中城村で養鶏場を経営するともや農場と飼料製造の協同商会は、採卵鶏の雄の食用化に向けて取り組んでいる。採卵鶏の雄は食用鶏に比べて、小型で肉が付きにくいため、家畜飼料のタンパク源などとして使われていた。研究を重ね、泡盛かすを使った高タンパク質・高カロリーの飼料を開発し、体重を増やして食用化に成功。産業化に向け、クラウドファンディング(CF)を活用している。

 ともや農場が採卵鶏の雄を育て、協同商会が高タンパク質の飼料を製造する。飼料開発は、大手飼料会社で家畜飼料の研究・開発に携わった協同商会の比嘉正雄技術顧問(88)が手掛けた。主原料のトウモロコシに泡盛かすを数%配合した。

 雄は通常、体重約1・2キロほどだが、泡盛かすを配合した餌を食べると、約3カ月で1・7倍の約2キロに成長するようになった。食肉加工業者にウインナーなどの試作製造を依頼。食肉用の鶏よりも脂身が少なくヘルシーで、減量中の人やアスリート向けの需要が期待できるという。

 商品化のめどが付いたため、CFを企画。沖縄タイムス社のクラウドファンディングサイト「Link-U(リンクユー)」を活用し、10月15日まで支援を呼び掛けている。集まった資金は飼料製造の設備費や飼育環境の整備などに活用し、支援者には返礼品として採卵鶏の雄を使ったウインナーを贈る。

 ともや農場の具志堅真社長は「これまで収益化につながらなかった雄の活用で、農家の所得向上にもつながる」と話した。

 リンクユーのHPから→https://a-port.asahi.com/okinawatimes/projects/tomoyafarm/