海岸に近い夜の公道などでカニの徘徊が見られ、訪れる人の目を引いている。雨が降った8月30日午後8時ごろも、石垣市大浜の産業道路で海方向へ歩くカニが見られた。甲羅の大きさは7~8センチ。カメラを近づけると、ハサミを振り上げて威嚇する様子も見られた。

道を歩くオカガニ=8月30日、石垣市大浜

 体色は茶褐色系。市教委の生物担当者は「オカガニではないか。雨後の餌探しか、雌なら産卵のため砂浜を探しに移動中かも」と推測する。

 オカガニはオカガニ科の代表種で、トカラ列島以南の海岸に近い草地や畔などに巣穴を掘って生息。夏場の大潮時に砂浜で夜間産卵し、ふ化卵は幼生~稚ガニになって陸に戻る。(太田茂通信員)