みんなで朝食どうぞ-。沖縄県南城市佐敷の津波古区民でつくる「馬天おいしい会」(渡辺正会長)は3日から、幅広い世代が交流を深める場として週2回、子ども無料、大人200円の「食堂」を津波古公民館で始めた。毎週月曜日と金曜日に、市民向け食堂としてスタート。午前7時から、子どもから高齢者まで迎え入れる。

「馬天おいしい会」の朝食を食べる子どもたち=3日、南城市佐敷・津波古公民館(提供)

 同会は、子ども食堂の機能を備えながら幅広い世代の交流拠点を築くため、区民15人のボランティアで結成。

 新型コロナウイルスの影響を受けるなど経済的に厳しい家庭の支援が目的の一つ。一方、そのような事情を持つ子どもたちが気軽に足を運びやすいよう、地域内外の子と大人を無条件で誰でも迎え入れる。

 高齢者の「孤食」を防ぐ狙いもあり、大人は200円の低価格に設定。感染症対策を取りながら、幅広い世代が共に食事を楽しめる空間づくりを目指す。

 初日の3日のメニューは、しょうが焼き定食で、家族連れや高齢者らが訪れた。

 区内に住む島田香さん(44)は小学生の子ども2人が行きたがっている様子だったので送り出した。「わが家は食事に困っているわけではないが、誰でも参加できる会だったので、ごちそうになった。近所の方々に子どもの顔を覚えてもらえる機会にもなるのでありがたい」と語った。

 渡辺会長は「コロナ禍などで生じた生活格差を埋めることが狙いの一つだが、あえて線引きせずに迎え入れた方が支援は広く行き届くと考えた。ミニデイサービスが休止して1人で食事する日が増えたお年寄りたちにも足を運んでほしい」と呼び掛けた。

 今後の献立はカレーやマーボー豆腐、そぼろ丼、焼きそばなどを予定。

 問い合わせは同公民館、電話098(947)6510。