[フォローアップ]

 在沖米海兵隊が有機フッ素化合物PFOS(ピーホス)を含む汚水を独自に処理したとして米軍普天間飛行場から下水道に放出した8月26日、沖縄県宜野湾市内の下水道から国の暫定指針値・目標値(1リットル当たり50ナノグラム)の13倍超が検出された。宜野湾浄化センターでも放出前より増加。金武町ではキャンプ・ハンセン周辺の排水路などから高濃度で出ている。米軍由来の可能性が高まる一方で依然、特定はできていない。識者は、米軍基地の汚染実態の把握は不可欠と指摘する。(政経部・大城大輔、社会部・砂川孫優)

 県は26日、海兵隊が放出した後、宜野湾浄化センターで下水道から流入してきた水を採取。米軍が放出を検討していることが表面化したことから、採取していた3・4日の調査結果がPFOSとPFOA(ピーホア)の合計値で9・9ナノグラムだったのに対し、放出後は21ナノグラムに上昇した。

 市が下水道で採取した下水は670ナノグラム。普天間飛行場からの排水しか流れない地点なのに対し、浄化センターは一般家庭の生活排水なども混ざっている。処理施設で浄化する際は、さらに他市町村の排水も混ざる。

 浄化後、27日に海に放流された水は高い方で16ナノグラムが検出され、これも米軍の放出前を上回った。

 県担当者は市の調査結果と比較し...