伊江村川平区の平良金物店で名物店長として親しまれている雄ネコのジャブ(5歳)が、2週間ぶりに帰って来たとSNSなどで話題になっている。飼い主の大城あづささんによると、8月20日のウンケーの日に父の平良芳男さんの軽自動車の上で寝ている姿が目撃されて以降、帰っていなかった。待ち続けたあづささんら家族は「うれしくて涙が出そうになった」と再会を喜んでいる。

店の近くで2カ月前に保護した雌ネコ「きぃちゃん」(左)と並ぶ、名物店長の「ジャブ」=17日、伊江村川平

 あづささんや芳男さんはジャブの行方が分からなくなって以降、毎日ドライブしたり、村内各店舗へチラシを貼ったり、お客さんや友人、知人の協力を得たりして捜索した。

 「ジャブは普段は芳男さんか自分の車の上で寝ていることが多く、自ら遠出しない」と話すあづささん。「帰って来てほしいと思いつつ、諦めそうになった時もあった」と振り返る。

 9月3日午後10時ごろ、金物店と同じ敷地にある自宅で飼っているインコがガサガサと暴れ、室内にいたあづささんが畳間を見ると、玄関から帰ってきたジャブの姿があった。鈴の音も鳴らず、「にゃー」とも鳴かずに堂々と座っていたという。

 再会したあづささんや家族は、「ビックリして心臓が出るかと思った」と驚き、喜んだ。のんびりとした性格のジャブ店長は、午前中は店内でゴロゴロしたり、午後は近くに出掛けたりして悠々自適に日々を満喫している。