全日本空輸(ANA)が沖縄路線に就航して23日で60周年を迎える。慰霊訪問が沖縄観光の中心だった米軍施政下の1961年に那覇-鹿児島線を初めて開設。その後、日本復帰を機に航空会社主導のキャンペーンによって沖縄は観光リゾート地としてスポットライトを浴び、観光客数は右肩上がりで増加してきた。その間、航空路線網や輸送力を拡大、ANAの沖縄路線の旅客はこれまでに1億9千万人以上に上る。(政経部・伊禮由紀子)

 ANA最初の沖縄路線は鹿児島-那覇線。約40人乗りの小型プロペラ機を週2便運航したのが始まりだった。72年の日本復帰に伴い羽田-那覇線を開設、東京を中心とした主要都市にも順次路線を拡大した。75年の国際海洋博覧会前後からは芸能人を起用した沖縄キャンペーンを続々展開。県内でのリゾートホテル開発などにも乗り出した。

 ANA沖縄支店の井口治支店長は「本土にはない沖縄の豊かな自然が注目され、...