全日本空輸(ANA)は23日、沖縄路線の就航60周年を迎えた。那覇空港では、羽田便の搭乗客に記念品を贈ったほか、駐機場の路面に「就航60周年」などの文字を水で描いたり、うちなーぐちで「いっぺーにふぇーでーびる(心からありがとう)」と書かれた横断幕で見送ったりして、乗客に感謝の意を伝えた。

 同社の沖縄路線は1961年9月23日、鹿児島-那覇線開設で始まり、72年の日本復帰を機に羽田-那覇線が就航した。現在は国内27路線で運航、累計の旅客数は1億9千万人以上に上る。ANA沖縄支店の井口治支店長は「お客さまに支えられて60周年を迎えることができた。今後も沖縄の魅力を発信しながら愛されるエアラインを目指したい」と語った。

非航空収益の拡大を強化

 23日で沖縄就航60周年を迎えた全日本空輸(ANA)。沖縄への観光需要の高まりとともに旅客数は伸び、沖縄発着路線を拡大してきた。一方、新型コロナウイルス感染拡大で大きな打撃を受け、2020年の旅客数が前年比で半減以下に。航空一本足からビジネスモデルの変革を迫られている。ANAの井上慎一専務執行役員は「非航空収益の拡大と、地域創生事業を強化していく」と今後の戦略を語った。

 ANAはコロナ禍に対応し収益源の多角化を図ろうとしている。その一環でマイルを航空券のみならず、買い物から保険、不動産などさまざまなサービスで利用できるスマートフォンアプリを22年度中に提供する計画を進める。

 その上で、4月には地方創生事業に特化した子会社「ANAあきんど」を発足させ、各地の支店を拠点に地域産品の発掘などを手掛ける。井上氏は...