著者の松田青子さんは事実婚で出産。序盤から、結婚したら女性のほうが姓を変えなければならない現状に対して、努めていら立ちを抑えつつ切実に語る。母性信仰という迷信(この空気は恐ろしいほど強固だ)や社会の理不尽な不文律が、結婚と出産と育児によってさらに浮き彫りになる。