日本トランスオーシャン航空(JTA、青木紀将社長)で、初の女性「一等航空整備士」が誕生した。航空機の深い知識が求められる難関の国家資格に合格したのは、運航点検整備部の上林槙(まき)さん(25)。「航空整備士に女性は少ないが、今後この職業に就きたいという女性たちの道しるべになれたらいい」と笑顔を見せた。

航空機の右エンジン部分の状態を点検するJTAの一等航空整備士の上林槙氏=24日、同社メンテナンスセンター

女性としてJTAで初めて一等航空整備士の資格を取得した上林槙氏=24日、同社メンテナンスセンター

航空機の右エンジン部分の状態を点検するJTAの一等航空整備士の上林槙氏=24日、同社メンテナンスセンター 女性としてJTAで初めて一等航空整備士の資格を取得した上林槙氏=24日、同社メンテナンスセンター

 上林さんは埼玉県出身で2017年入社。子どもの頃から、林業用の機械を整備する父の姿に憧れていたという。また、幼い頃に飛行機に乗った際、運航を支える人たちの姿に感動し、航空整備士を目指した。

 一等航空整備士はJALグループ全体でも約1700人で、整備士全体の半数を占めるが、200人いる女性整備士の中では30人とわずか。

 上林さんは9月9日に、JTAが保有する737型機の一等の資格を取得。実務経験を積みながら社内の資格を取得すれば、早ければ1~2年後には、飛行前の航空機の耐久性や安全性を最終確認する現場責任者の確認主任者などになれるという。

 上林さんは「スタート地点に立ったばかり。技術も高めていき、先輩方のように安全運航を支える一員になりたい」と意気込んだ。