[沖縄振興49年の姿](12)

 沖縄県の次期振興計画素案の策定に携わった経済学者で、前副知事の富川盛武氏に「自立型経済」の在り方について聞いた。(聞き手=政経部・下地由実子)

 -現行振計の評価は。

 「大枠では、沖縄の努力した面ではあまりいい点は取れないかもしれない。ただ、インバウンドが増加して観光が伸びたように、アジアの発展や世界経済などの外的要因が変化して、時流が沖縄に向きだした」

 「一方で1人当たり県民所得は低く、依然として貧困問題は解決していない。世界的に生産が増える一方で所得格差が拡大しているように県内の格差もある」

 -素案で重視した点は。

 「貧困対策と環境だ。市場のメカニズムは...