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全米で話題になった四つ子 コロナに負けず「がんばろう」と合唱 沖縄出身の祖母が三線弾く

2021年9月27日 14:53

[ワールド通信員ネット]@米オハイオ

里子・コートランドさん(右)が奏でる三線に合わせ、「コロナ節」を歌う孫の四つ子たち=米国オハイオ州コロンバス市の里子さん宅

 【クリッシー悦子通信員】米国オハイオ州コロンバス市に住む里子・コートランドさん(73)=北大東村出身=の7歳の四つ子の孫たちがこのほど、地元小学校のさまざまな国の文化を紹介するマルチ・カルチャー・デー(多文化紹介の日)で、「コロナ節」を披露した。

 コロナ節は「デンサー節」のメロディーに、里子・コートランドさんのほか、オハイオ県人会の節子・ランニングさん、秀子・ムーアさん、隣のイリノイ州で三線を教えていた米子・ケーブルさんらと共に作った詩を乗せた。苦しい時期を乗り越えようと呼び掛ける。

 四つ子は里子さんの次女アニー・ジョンソンさんと夫・ジョビーさんの子ども。まず、息子のトミーさんとチャーリーさんが1番と2番を、娘のハディさんとグレイスさんが3番と4番を交代して歌い、それぞれの最後のはやし部分「たげーにちばらなや(お互いにがんばりましょう)」の部分を全員で合唱した。

 四つ子たちは男の子は甚平を、女の子は浴衣を着て登場。里子さんの三線に合わせて、慣れないウチナー口の歌を楽しみながら懸命に歌った。コロナの拡大でバーチャルのマルチ・カルチャー・デーとなり、アニーさんがビデオ撮影して編集し、公開した。四つ子の公演の前に、いとこのオリバーさんが「ばあちゃんの故郷沖縄」を地図入りで紹介している。

 参観者から「子どもたちの演奏に感動した。彼らが(おばあちゃんを通じて)日本の文化を愛しとても強い絆を持っていることが素晴らしいと思う」と称賛の声が上がった。

 普段から日本、沖縄の文化に触れさせようと努めてきた里子さん。四つ子には五十音を教えてきたが、ウチナー口は初めて。歌詞をローマ字で書き写して覚えさせたという。

 里子さんは沖縄で米陸軍病院に勤めていた1972年、同僚だった夫のカールさんと結婚して渡米した。「国際結婚で米国に渡ってきて来年で50年。沖縄の文化を私たちの子や孫に継いでいくのが私の願い。県人会にも家族で参加して沖縄の文化に触れさせてきた。子どもたちも孫たちも沖縄をとても誇りに思っている」と話していた。

 四つ子の母親のアニーさんは、結婚後数年間は不妊治療を続けていたが、なかなかうまくいかず、アニーさんの姉クリスティーンさんが代理母になることを申し出た。体外受精で受精卵を作り、姉妹両方に受精卵を移植。姉妹とも妊娠し、姉のクリスティーンさんが男の子の双子を、アニーさんが女の子の双子を2013年10月24日に出産した。地元オハイオだけでなく全米で話題になり、メディアでも大きく紹介された。

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