沖縄県警名護署は26日、親族の60代男性と90代女性を殺害しようとゴルフクラブで殴打し、全治日数不詳の頭部裂傷のけがを負わせたとして、本島北部の農業手伝いの少年(16)を殺人未遂の疑いで現行犯逮捕した。調べに「2人とも殺そうとしたわけではない」と容疑を一部否認しているという。

(資料写真)パトカー

 逮捕容疑は26日午前5時15分ごろ、本島北部の民家で、この家に住む親族の60代男性と90代女性をゴルフクラブで複数回殴打し殺そうとした疑い。

 同署によると、少年から犯行直後に「ゴルフクラブで親族を殴った」と110番通報があったという。警察からの通報を受け救急隊が駆け付けると、殴られた2人は頭から血を流していたが意識はあり、本島北部の病院に搬送された。2人とも命に別条はない。同署は少年が犯行に至った経緯や動機を詳しく調べる。

「愛嬌のある子。ストレスをため込んだのかも」と近所の住民

 関係者によると、少年は中学を卒業後、被害男性の元へ通い、農業の手伝いをしていたという。付近の住民らによると、少年や被害男性と、地域住民の交流は普段からなかったという。

 現場近くに住む女性は、昨年民家の近くを通った際、農具の扱いに関して被害男性が少年を叱責(しっせき)しているのを偶然聞いた。「真面目に農作業を頑張っていて、あいさつすると笑顔で返してくれる愛嬌(あいきょう)のある子。ストレスをため込んでしまったのかもしれない」と声を落とした。