「四十にして惑わず」というが惑ってばかりいるので、時折見返す手紙がある。数え40歳の今より、よっぽど「不惑」だった20年前に書いたものだ。手紙は確かに郵送したので、何を書いたかもう知ることはできないと思っていたが、数カ月前、母が突然コピーを持ち出してきた。