[ティンクティンクのコラムユイヤサ!](25)波名城夏妃

 沖縄県宮古島の北部、池間島に向かって車を走らせていると、右側にすてきな文字が見えてきます。「ようこそ、パーントゥの見守る神秘の里へ」と書かれた島尻集落入り口の看板です。

 パーントゥとは仮面をかぶり、全身泥だらけの3体の神様が、島尻の集落を駆け回り、人々に泥を塗りつけ厄をはらう行事です。その泥はただの泥ではなく、ンマリガーという神聖な井戸からくみ上げたもので、人々は厄払いとして体に塗ってもらい、パーントゥを新築の家に呼び、畳の上で転がってもらうのです。集落から男性3人がパーントゥとして選ばれ、この日だけは、親の顔に泥を塗り付けても許されるとか(笑)。

 私は小学校5年生のとき、...