沖縄県中城村の中城中学校(安田智(さとし)校長)で9月24日、生徒会(與儀拓人会長)によるリーダー研修があり、校内の各委員会の役員らが「私たちにできるSDGs」をテーマに意見を出し合った。普段学校で感じている課題をSDGsの観点から整理し、委員会や各学級単位で何ができるかを考えた。

リーダー研修でSDGsをテーマに意見を出し合う委員会の役員ら=9月24日、中城中学校

 SDGsは、持続可能な開発に向けて国連が定めた目標。貧困、働きがい、気候変動など17個あり、2030年までの達成を目指している。與儀会長は「優しい心で取り組みを考えましょう」と呼び掛けた。

 給食委員会(竹永三鈴委員長)は給食の食べ残しについて、SDGsの「貧困をなくそう」「飢餓をゼロに」の観点から改善したいと発表。完食を呼び掛けることや、余りそうなメニューを他の学級と分け合うことを提案した。

 図書委員会(川満愛来(あいら)委員長)は、SDGsの関連図書を集めた専用コーナーを図書室に設けることを提案。「手に取りやすいように絵や写真がたくさん入っている本を選んで、貧困の現状やLGBT(性的少数者)の存在を知ってもらいたい」と話した。

 SDGsの「住み続けられるまちづくりを」の視点では、保健委員会(比嘉綾花委員長)が汗拭きシート専用のごみ箱を設置することでシートのポイ捨てをなくしたいと発表。普段から空き缶を回収して福祉施設に届けているボランティア委員会(具志千咲委員長)は、回収量を増やすため「1人1日1缶」を目標にしたいと話した。

 ポスター制作などに取り組んでいる報道委員会(知念姫七委員長)は、白人警官が無抵抗の黒人を殺害するなどの事件を踏まえ「肌の色が違うだけで安心して暮らせない人がいる」と指摘。人種差別の現状を紹介しながら、違いを認め合うよう訴えるポスターを作りたいと発表した。