【東京】西銘恒三郎沖縄担当相は5日、就任後初の記者会見で、今後の沖縄振興策に関して「県民の思いを受け止めて最善を尽くす。岸田内閣の一員として全力投球で取り組む」と意欲を語った。名護市辺野古の新基地建設を巡る本島南部地域からの土砂採取計画に関して「所管外のこと」と断った上で「南部の土砂を使うことはないと承知しているが、遺骨の入った土砂を埋め立てに使うことは一般論、常識としてどうかと思う」と疑問を示した。

閣議を終え、記者会見する西銘沖縄北方兼復興相=5日午後、東京・霞が関

 西銘氏は、玉城デニー知事との面会について「私から先に(沖縄に)行かないといけないとの気持ちだ」と述べ、早期に日程調整を進める意向を示した。岸田首相からは「沖縄が日本の経済成長のけん引役となるよう、各種産業の振興や基地跡地利用を含め、国家戦略として振興策を総合的、積極的に推進する」ようにとの指示を受けたという。

 沖縄振興特別措置法の期限を迎える来年3月末以降の振興策については、内閣府が今年8月に示した新基本方向に沿って「鋭意検討を進めていく」と説明。一方で「県や市町村など地元の声を聞いて対応していく」との考えも示した。

 辺野古問題で国と県が対立する中、県との対話をどう実現するか問われ「政治的な立場は違えど、知事の思いを政府につなぐ役割もある。振興は県民の思い。真摯(しんし)に受け止めて対応したい」と話した。