沖縄県の玉城デニー知事は7日、東京パラリンピック陸上男子車いすT52の400メートルと1500メートルで銅メダルを獲得した上与那原寛和選手(50)に県民栄誉賞を授与した。2008年北京大会のマラソン銀メダルに続いての2度目の受賞で、上与那原選手は「障がい者スポーツや子どもたちに少しでも貢献できるように行動していきたい」と力を込めた。

玉城デニー知事(右)から県民栄誉賞の賞状を受け取る上与那原寛和選手=7日、県庁(下地広也撮影)

 県庁で行われた表彰式には、初めて着たという東京五輪の公式服装で来場。玉城知事から表彰状と琉球ガラスのつぼを受け取り、「2度目の受賞であり、うれしいと同時に重たい賞になった」と笑った。

 玉城知事は「同一大会で複数のメダル獲得も県勢初。トラックを全力疾走する姿は多くの人の心に響いた」と快挙をたたえた。

 3年後のパリ・パラリンピックへの期待の声に、上与那原選手は「2度の世界選手権で標準記録をクリアしないと代表の道はない。一つ一つ目標をクリアして頑張る」と語り、まずは11月開催の大分国際車いすマラソンに照準を合わせた。

 競技以外でも「周囲の人の思いと助けがあり、自分はここにいる。スポーツの現場や体験を伝える懸け橋になりたい」と力を込めた。