[2021衆院選 10・31]
31日投開票の衆院選で、沖縄タイムス社は沖縄1~4区の立候補予定者9人に、玉城デニー知事の県政運営に対する評価や改憲の必要性、同性婚などの人権に関する考えなどを聞いた。8問中、9人全員の考えが一致する項目はゼロだった。知事の「採点」は与野党や政治的立場の違いで評価が割れた。
玉城知事の県政運営に対する採点で、赤嶺政賢氏は満点の「100点」を付けた。辺野古問題の対応のほか、子どもの貧困対策や医療費無料化の拡大、新型コロナ対策など「誰一人取り残さない社会の実現に努力している」と評価した。
国場幸之助氏の採点は41点。次期振興計画などの重要局面を迎える中で「沖縄の意見を政府に交渉する関係性が構築できていない」と問題視。また新型コロナ対策は「リーダーシップが全く発揮されていない」と批判した。
下地幹郎氏は最も低い40点を付けた。不十分な空港での水際対策や療養施設の確保不足などが原因で新型コロナの感染拡大を阻止できなかったとした上で「経済自粛による生活苦など県民の生命を脅かした」と強調した。
同性婚の賛否について、...
この記事は有料会員限定です。