沖縄県の離島・北大東島の東海岸に、大量の軽石が漂着しているのを北大東村が確認した。村によると、軽石は直径約5ミリから8センチで重さは4~5グラム程度。南大東島地方気象台によると、同島の近海でも軽石が漂流している。同気象台は、約1040キロ離れた小笠原諸島の海底火山「福徳岡ノ場」が8月、11年ぶりに噴火した影響で同島に軽石が漂着したと予測。担当者は「北大東島に大量の軽石が漂着するのは初めてではないか。非常に珍しい現象」と話した。

北大東島の周辺海域を十数キロにわたって漂流する茶色く変色した軽石(奥)=4日(知花薫通信員撮影)

北大東島の東海岸に漂着した大量の軽石=4日(知花薫通信員撮影)

軽石が漂着した「沖縄海」

北大東島の周辺海域を十数キロにわたって漂流する茶色く変色した軽石(奥)=4日(知花薫通信員撮影) 北大東島の東海岸に漂着した大量の軽石=4日(知花薫通信員撮影) 軽石が漂着した「沖縄海」

 村が軽石の漂着を確認したのは4日。北大東島の東側にある浅瀬を利用した海水浴場「沖縄海(おきなわうみ)」周辺の海岸沿いに敷き詰められたように漂着していた。島の北側から東側十数キロにかけた周辺の海面にも漂流している軽石が確認された。

 漂着した軽石は灰色で、人の手で簡単に割れてしまう程度の強度。村職員の一人は「9月末から何かが漂流しているのは確認できていたが、軽石とは思わなかった」と驚いた。軽石は現在も島を取り巻くように海面を漂っており、村は漁業への影響などを懸念しているという。

 南大東島地方気象台の担当者は「8月中旬に噴火した福徳岡ノ場の噴火によるものと思われる。気象庁へ軽石を送り、分析する」と話した。(知花薫通信員)