1944年の10・10空襲や沖縄戦で犠牲となった市民らを悼む沖縄県那覇市の戦没者追悼式「第26回なぐやけの碑慰霊祭」(主催・同市、市議会)が10日、同市若狭の旭ケ丘公園で開かれた。遺族ら約30人が犠牲者の鎮魂を祈り、碑の前に花を手向け手を合わせた。

犠牲者の鎮魂を祈る参加者=10日、那覇市・旭ケ丘公園

 新型コロナウイルス感染拡大防止のため、昨年よりさらに規模を縮小して開催された。

 市連合遺族会の瑞慶山良祐会長(79)は、沖縄戦を「軍人軍属だけでなく、民間住民を巻き込む悲惨な戦争だった」と振り返り、「戦争遺族を二度と出してはならない。惨禍が繰り返されることのないよう、平和の尊さを共有していきたい」とあいさつした。

 城間幹子市長は「先の大戦の悲劇を後世に正しく伝え、継承していく義務がある。恒久平和を発信し続けることを戦没者の方々に誓う」と述べた。追悼式には久場健護副市長、久高友弘議長、野原嘉孝副議長も出席した。