沖縄県警糸満署は10日、父親がすでに死亡していたにもかかわらず、生存しているように見せかけて、新型コロナウイルス対策で配られた一律10万円の「特別定額給付金」を不正に受給したとして、自称糸満市の無職の男(49)を詐欺と窃盗の疑いで再逮捕した。調べに「覚えていません」と容疑を否認しているという。県警によると、特別定額給付金を巡る詐欺事件での逮捕は県内では初めて。

パトカー

 容疑者は、糸満市内の民家で同居する寝たきりの父親=当時81=が亡くなっているのを知りながら、2年近く遺体を室内に放置したとして、9月に死体遺棄容疑で逮捕されていた。

 再逮捕容疑は昨年5月下旬、父親がすでに死亡しているにもかかわらず、父親に依頼されたように見せかけて、糸満市役所に特別定額給付金の申請を実施。6月に父親名義の銀行口座に自分の分と合わせて給付金20万円を振り込ませ、コンビニの現金自動預払機(ATM)から給付金20万円を引き出し、盗み取った疑い。