超大型の台風18号は11日、宮古・八重山地域を強風域に巻き込みながら西に進んだ。繁忙期を迎えた宮古島の漁師らは、操業停止を余儀なくされた。観光客も海のレジャーを諦めたり航空便の急な欠航で足止めされたりするなど、影響を受けた。

台風18号の接近に備え、多くの船舶が陸揚げされた平良港=11日、宮古島市

 キハダマグロ漁がシーズンを迎えた宮古島。10日から漁を中止している宮古島漁協の栗山弘嗣組合長は「週末には別の台風が近づくとの話もある。1週間も漁ができないと、収入が大きく減少してしまう」と表情を曇らせた。

 宮古空港を発着する日本トランスオーシャン航空と琉球エアーコミューターは、計7便が欠航。368人に影響が出た。

 担当者は「コロナ禍で利用者が減少する中、台風による欠航は営業的に痛い」と述べた。

 石垣市は、雨風をしのげるアーケード商店街「ユーグレナモール」で、土産品店を訪れる多くの観光客の姿が見られた。

 結婚式と新婚旅行を兼ねて埼玉県から訪れた会社員の村山祐さん(28)、鈴果さん(28)夫婦は、予定していた海のレジャーを断念。12日に挙式会場がある本島に移動する。「石垣では海で遊ぶのがメインだったので残念。逆に買い物の時間が取れ、これはこれで楽しい」と気持ちを切り替えていた。