週刊少年ジャンプで「トリコ」「世紀末リーダー伝たけし!」などを連載し人気を博した沖縄県出身の漫画家・島袋光年さん(46)の祖母、山川セツ子さん(96)のカジマヤー祝いが12日、那覇市安里の自宅で開かれた。コロナ禍でパレードを見合わせた代わりに、子どもや孫、ひ孫ら約40人が勢ぞろい。島袋さんは漫画の登場人物や家族が山川さんを祝うイラストを描いて贈り、ますますの長寿を祝った。>>娘は無形文化財の保持者・孫は人気漫画家のおばあちゃん 97歳の人生とは

島袋光年さんが祖母の山川セツ子さんのカジマヤーを記念して描いたイラスト

山川セツ子さん(前列右から3人目)を囲みカジマヤーを祝う孫の島袋光年さん(同2人目)ら親族=12日午後、那覇市安里の山川さん宅(小宮健撮影)

島袋光年さんが祖母の山川セツ子さんのカジマヤーを記念して描いたイラスト 山川セツ子さん(前列右から3人目)を囲みカジマヤーを祝う孫の島袋光年さん(同2人目)ら親族=12日午後、那覇市安里の山川さん宅(小宮健撮影)

 山川さんは島袋さんの漫画を全て読み、インタビューされた新聞記事は丁寧に切り抜いて保管しているという。イラストを受け取ると「キャラクターに囲まれた自分を描いてくれて感激した」と大喜びし、自慢の孫に目を細めていた。

 島袋さんが親族全員のイラストを描いたのは今回が初めて。「連載を終えて時間ができたので、自分のできることでお祝いしたいと思った」とほほ笑む。山川さんにいつも支えられたと語り「おばあちゃんの応援の声が、漫画を描く活力になった」。

 山川さんや親族の最近の写真を見て特徴を捉え、全員の思いをイラストに込めながら約2週間かけて完成させた。島袋さんは「おばあちゃんにはこれからも健康で長生きしてほしい」と語った。カジマヤーは旧暦9月7日に数え97歳を祝う。(社会部・玉城日向子)